地域の食をブランドにする 

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『調査研究情報誌「ECPR」』Vol.45号 特集「地域経済の再生について考える」

 

「食をブランドにしたい」と相談があった自治体に提案し各地で実践していただいたのが、食のテキスト化(履歴)と食のワークショップ。地域の食材を使い参加型で多彩な料理を体験しメニュー化して加工・販売・体験・観光・プロモーションにつなぐものです。
●『調査研究情報誌「ECPR」』Vol.45号(発行(公財)えひめ地域政策研究センター)
http://www.ecpr.or.jp/  (2020年10月号) 特集「地域経済の再生について考える」
「地域の食をブランドにする」(特集7ページ)文・金丸弘美
記事は「ECPR」ホームページから無料で観ることができます。
http://www.ecpr.or.jp/products/products-ecpr/
1、「えひめ地域政策研究センター」に直接行くと1人1冊無料でもらえます。
2、遠方の方(愛媛県松山市内以外の方)は電話で住所・氏名をお伝えいただければ1人1冊ご無料で郵送してもらえます。(公財)えひめ地域政策研究センター(略称:ECPR)
〒790-0065 愛媛県松山市宮西1丁目5番19号(愛媛県商工会連合会館3階)
TEL:089-926-2200 FAX:089-926-2205
なお、食のテキストの実際の事例のフルバージョンは、私のホームページの下段にある「ワークショップ・素材のテキスト」からダウンロードができます。http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/home/index.php

イタリア料理を世に知らしめた本が日本語版で登場「イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術」

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食の雑誌「味の味」(アィディア)で「地食が面白い」を連載中です。http://www.ajinoaji.com/
2020年10月号(10月1日)連載81 (11年目を迎えます)

「イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術」(平凡社https://www.heibonsha.co.jp/book/b470538.htmlを紹介しました。

 

イタリア料理という概念も統一された言語もなかったころ。まだ食の本の存在すら評価されなかった時代。イタリア料理のレシピをまとめたたのがペッレグリーノ・アルトウージ(1820-1911)。

彼は商人でしたが食と文筆に惹かれイタリアの料理をまとめ自費出版し、追加・補正が繰り返され15版を重ね790のレシピが納められた本となります。1891年(明治24年)のこと。

本はその後のイタリア料理のバイブルとなる。アルトウージ生誕200年。日本語版が出版されました。

「イタリア料理大全」の著者アルトゥージの功績を称える文化センターがエミリア=ロマーナ州フェリンポポリにあります。

彼の著作、書斎の復元、食の図書館、食を学ぶキッチンスタジオ、レストランなどがあり素晴らしい施設です。その活動を本で紹介しています。

『田舎の力が 未来をつくる!ヒト・カネ・コトが持続するローカルからの変革』(合同出版)http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/bookdetail.php?no=204&a=1●「味の味」は有名料理店・菓子店・酒蔵などに置いてあります。

福井県から届いた「ふくいそばの話」の蕎麦のテキスト

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福井の蕎麦のテキスト


。栽培地域、栽培歴、面積、収量、生産量、栽培品種と特性、環境、播種技術、流通、栄養価、製粉技法、蕎麦の形態、蕎麦の食べ方、歴史、文化、蕎麦に関する用語など、36ページの冊子。このテキストは、蕎麦をプロモーションをするために作成されたもの。2017年に蕎麦を売り出したいと福井県に相談をうけてアドバイスをしたのがテキスト化だ。売り出すためには、まず、自分たちの栽培をしているものが、どんな環境でどれくらい作られ、ほかとどう違うか、特性を明確にして語れなければならない。というのは国産の蕎麦の自給率は24%。ほとんどが中国、アメリカからの輸入。国産でも北海道が圧倒的に多い。それぞれ品種も、持ち味も異なる。売り込むためには、どんな香りで味わいで触感なのかを含め特徴を提示できないと取引に繋がらない。テキストをベースに3月6日、東京・神楽坂「九頭龍蕎麦」でマスコミ、ジャーナリスト、フードコーディネーター、料理家などを対象にフルコースの料理会が行われた。好評だったのは言うまでもない。福井県から声がかかったのは茨城県常陸秋そば」のブランド事業を手掛けたときに作成されたテキストが注目されたから。テキストの手法については最新刊「地域の食をブランドにする! 食のテキストを作ろう」岩波ブックレット岩波書店)で紹介。これも福井県で参考にされた模様。https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4002709884/kanamaru2007-22/ref=nosim/ 「常陸秋そば」については『田舎力~ヒト・夢・カネが集まる5つの法則』(NHK出版生活人新書)で取り上げロングセラーとなった。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140882972/kanamaru2007-22/ref=nosim/

再生可能エネルギーの発電所で持続的な農業を目指す「株式会社宝塚すみれ発電」代表取締役井上保子さん

食の現場で素敵な仕事をしている女性を紹介する連載
 
金丸弘美のニッポンはおいしい! その14:パート2
再生可能エネルギー発電所で持続的な農業を目指す

「株式会社宝塚すみれ発電」代表取締役井上保子さん
https://wan.or.jp/article/show/8285

宝塚市で市民協業で6機の発電所を作ったという「宝塚すみれ発電」。
みんながお金を出し遊休地に手づくりで始めた発電所は、市民・市・
大学・コープ連携と広がった。井上さんの目的は将来の子供に健康な
未来をつなぐこと、農業の継続的な事業をもたらすこと。
それは食が命を創る原点だからだ。

井上保子さん(パート1:今回は2回にわけて掲載)
https://wan.or.jp/article/show/8240

代表の井上保子さんは、元イラストレーターで新聞配達員。彼女は、
食べ物の共同購入の会に入ったことをきっかけに、全国の生産者を
訪ね、そこから食と農業と環境の大切さに目覚める。

チェルノブイリ原発をきっかけに原発の勉強会に参加。3・11を
きっかけに仲間に呼びかけ手づくりでの市民発電所をスタートさせた。

WAN(Women's Action Network・社会学者・上野千鶴子理事長)
のサイトで連載中。バックナンバーも読めます。
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/yotei/yoteidetail.php?&no=768&a=2017

ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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3月6日、福井県産主催『五感で味わう・ふくいそばを食す会』が東京・神楽坂「九頭龍蕎麦本店」で開催されました。マスメディアと食のジャーナリスト、料理家などを対象に福井の製粉会社さん、都内の蕎麦屋さんにも声がかけられて行われたものです。福井県産の蕎麦の品種、栽培法、歴史、文化、流通、取り組みなど詳細なテキストが作成されて配布されました。開催にあたり福井そばルネッサンス推進実行委員会(蕎麦店・製粉会社・県などの団体)の代表で蕎麦店経営・宝山栄一さん、斉藤製粉所・斎藤稔さんなどの福井の蕎麦の解説から始まり、 北海道で主流の改良北早生種と福井在来の大野種で「椀がき」体験で香りを楽しみ、そこから特性蕎麦がきが濃厚な蕎麦湯に入って登場から食がスタート。おつゆで食べる細麺のざる蕎麦と、福井スタイルの大根おろしだしをつけて、もしくはぶっかで食べる越前そばが2種類。さらに、おつまみで、「上庄里芋の煮っころがし」「マグロのやまかけの蕎麦かゆ」「こはだの笹酢」「越前蟹の棒寿司」。お酒は「純米早瀬浦」「黒龍大吟醸しずく」「山廃純米花垣」でのマリアージュ。片口、ぐい呑みは、特注の漆器。福井の逸品がずらり。席には、福井からお見えの製粉所の方々と、都内の蕎麦店のかたが着いて、蕎麦の質問にも答えられるという配慮。蕎麦のプロの方々と最上の蕎麦を味わうという集い。まさにタイトルどうりの「五感で味わう」会となりました。参加者の方々から大好評。とくに各テーブルに製粉会社と蕎麦屋さんがついて、蕎麦の蘊蓄も存分に話がきけて、かつ「九頭龍蕎麦」のお店の方々(ソムリエもいらっしゃる)食とお酒の、さりげない解説もあるというもので、大好評でした。お店借り切りで、会話を楽しめて交流もできたことが濃密な宴になったといえます。実は、この福井県の蕎麦の会、以前からアドバイスを求めれていて、私が提案をしたのは、蕎麦の詳細なテキストを作成をしていただくこと、それにプロのいる福井の蕎麦や酒を出す「九頭龍蕎麦」を貸し切りで行うこと、ターゲットを食関係のメデァア関係者に今回は絞ること。それを県の方々が、すべて形にしてくださったのでした。おかげで私も、参加の方と知り合い、嬉しい濃い時間を堪能させていただいたのでした。充実した至福のものでした。

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九頭龍の蕎麦を楽しむ参加メンバー

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越前おろし蕎麦

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極上のお酒三種

 

再生可能エネルギーの発電所で持続的な農業を目指す 宝塚すみれ発電


食の現場で素敵な仕事をしている女性を紹介する連載
「金丸弘美のニッポンはおいしい」その14 

再生可能エネルギー発電所で持続的な農業を目指す」
 井上保子さん(パート1:今回は2回にわけて掲載します)
 次号は1週間後に掲載予定。
https://wan.or.jp/article/show/8240

宝塚市で、市民協業で6機の発電所を作ったという「宝塚すみれ発電」。
代表の井上保子さんは、元イラストレーターで新聞配達員。彼女は、
食べ物の共同購入の会に入ったことをきっかけに、全国の生産者を
訪ね、そこから食と農業と環境の大切さに目覚める。

チェルノブイリ原発をきっかけに原発の勉強会に参加。3・11を
きっかけに仲間に呼びかけ手づくりでの市民発電所をスタートさせた。
いまや、その活動は、市民・市・大学・コープまで広がる。

バックナンバーも読めます。
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/yotei/yoteidetail.php?&no=768&a=2017

ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

食、宿泊、体験、景観と人材育成が連携する新しい観光の形が生まれている

人材育成を手掛け異なる業種の連携で新しい街づくりが生まれています。
雑誌でインタビューと連載で紹介。

●インタビュー特集 
住生活産業総合情報誌「ハウジングトリビューン」2019年1月号
「食、宿泊、体験の組み合わせが 地域の集客力、収益力に」
これからの観光の誘客の動きを特集。
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/interview/pdf/interview20190125.pdf


住生活産業の専門誌で隔週で連載を始めました。
「Housing Tribune」(創樹社) Vol.571(2019年2号)1月25日 (金)
https://store.sohjusha.co.jp/ht/
金丸レポート 「田舎再生の現場から」case3.
「米軍で賑わった時代へタイムトラベル
  空き店舗をできるだけ手を加えずにリノベーション」

沖縄市で商店街の空き店舗を使い宿泊施設にし、町で食べて遊んで
もらうという町ホテル「トリップショットホ テルズ・コザ」
5 店舗があります。これが大人気。稼働率は70%超え。
今年は、さらに6店舗が増える予定。

2月22日発売2019年4号でも紹介。沖縄市 その2
「ちょっと寂れたコンクリートの町と音楽
海と砂浜以外の沖縄の空気感を伝える宿泊施設に」

「ハウジングトリビューン」連載バックナンバー
https://htonline.sohjusha.co.jp/rensai/kanemaru-report/