酪農を中心に所得向上を目指す香川県・広野牧場

「月刊NOSAI」2022年8月号 連載13(公益社団法人全国農業共済協会) http://www.nosai.or.jp/nosai_kasou/syuppan.html 連載「農と食で高める地域の力」(13ページ)●「

広野牧場

ジェラート工房の庭



」インターシップで新規就農促進も https://www.hirono-farm.com/ ●香川県三木町の山間地(有)広野牧場は酪農を中心とした多角経営で知られる。創業者の広野 正則代表取締役と、御子息の広野 豊代表取締役の二人での代表取締役での共同経営。酪農部門、飲食部門、交流部門、和牛繁殖部門、アスパラガス部門がある。酪農は最新機器を入れた個体管理や子牛の授乳などが行われている。ジェラード工房で消費者の接点を作る、若い人のインターシップ(国の支援で2日から6週間まで宿泊・食事を補助)、体験できる教育ファームなど新たな取り組みが積極的に行われている。●ここ10年で49歳以下の若い人達が、毎年2万名近くが新規に農業の仕事に就いている。この背景には新規就農支援や相談を行う「全国新規就農相談センター」(一般社団法人全国農業会議所)、農業法人の集まり「公益社団法人日本農業法人協会」を始め、各自治体の相談窓口、国の支援事業や受け入れも充実しててきていることがあげられるだろう。また多くの農家が法人化し、農業経営としてしっかりした基盤を作り、早くから若い人の農業での独立支援や就職としての受け入れ体制を作ってきたことも大きい。そんな一つが「広野牧場」だ。(