イタリア料理を世に知らしめた本が日本語版で登場「イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術」

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食の雑誌「味の味」(アィディア)で「地食が面白い」を連載中です。http://www.ajinoaji.com/
2020年10月号(10月1日)連載81 (11年目を迎えます)

「イタリア料理大全 厨房の学とよい食の術」(平凡社https://www.heibonsha.co.jp/book/b470538.htmlを紹介しました。

 

イタリア料理という概念も統一された言語もなかったころ。まだ食の本の存在すら評価されなかった時代。イタリア料理のレシピをまとめたたのがペッレグリーノ・アルトウージ(1820-1911)。

彼は商人でしたが食と文筆に惹かれイタリアの料理をまとめ自費出版し、追加・補正が繰り返され15版を重ね790のレシピが納められた本となります。1891年(明治24年)のこと。

本はその後のイタリア料理のバイブルとなる。アルトウージ生誕200年。日本語版が出版されました。

「イタリア料理大全」の著者アルトゥージの功績を称える文化センターがエミリア=ロマーナ州フェリンポポリにあります。

彼の著作、書斎の復元、食の図書館、食を学ぶキッチンスタジオ、レストランなどがあり素晴らしい施設です。その活動を本で紹介しています。

『田舎の力が 未来をつくる!ヒト・カネ・コトが持続するローカルからの変革』(合同出版)http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/bookdetail.php?no=204&a=1●「味の味」は有名料理店・菓子店・酒蔵などに置いてあります。