「コウノトリを育む米」のテキスト

兵庫県豊岡市から「コウノトリを育む米」のテキストが届きました。これは米づくりと生物多様性を融合させ具体的に紹介するものです。http://banraisya.co.jp/kanamaru/data/workshop/pdf/workshop20210203.pdf これによってお米の付加価値が上がり、環境に優しいが具体的になり、海外輸出にも繋がっています。豊岡市再生可能エネルギーの取組も熱心ですが、田んぼの生態も詳細に調査をしています。市・市民・JAなどもノウハウが共有化されています。●WEBでの不定期連載『田舎の力が未来をつくる!』その【第8弾】をお届けします。(合同出版配信)●「売り上げを伸ばす生き物いっぱいの田んぼのお米」 https://www.godo-shuppan.co.jp/news/n39321.html ●食のテキスト化によるブランド事業を各地で勧めています。●追記:豊岡市のテキストのことは書籍で紹介しています。●「地域の食をブランドにする! 食のテキストを作ろう」(岩波ブックレット) http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/bookdetail.php?no=209&a=1 ●「田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則」(NHK生活人新書) http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/book/bookdetail.php?no=158&a=1

「食育」の背景と課題

「産業新潮」(産業新潮社)2月号(2021年2月1日発売)に寄稿しました。http://sangyoshincho.world.coocan.jp/ 「国の指針として取り上げられ、各方面で注目されている

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「産業新潮」2・3月号


(後編)」●1月号では「食育基本法」の背景と詳細な数値データを出しています。今月号では食育の実践例を紹介。各地で勧めてきた食のテキスト化とワークショップを取り上げました。兵庫県豊岡市コウノトリ育む米」、高知県中土佐町「大野見エコロジーファーマーズ(米)」、岐阜県高山市「宿儺かぼちゃ」、茨城県小美玉市「レンコン」。また地域の主体的な活動で評判を呼んでいる愛媛県今治市JAおちいまばり「さいさいきて屋」、岡山県笠岡市「笠岡中央病院」などです。いずれも食育と地域の振興に繋がる素晴らしい活動です。●出版社の代表は伊藤千恵さん。毎号、日本のトップリーダーのインタビューをされています。今号は藤原正彦さん。

「茨城県小美玉からの最上の贈り物レンコン」

食の雑誌「味の味」でエッセイ連載中。2021年2月号(2月1日発売)http://www.ajinoaji.com/

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「味の味」2021年2月号


茨城県小美玉市からレンコンがどっさり届きました。贈ってくださったのはレンコン農家の小松崎由美子さん。カリカリ、シャキシャキ、触感と歯ざわりがとても心地よい。じんわり甘味が口に広がってくる。なにも味付けしなくともうま味がギュッと詰まっている。レンコンってこんなにも味わい豊かだったのというほどの美味さ。小松崎さんとお会いしたのは2012年。小美玉市で、食のブランド化をしたいという話しからアドバイスに行き、食のテキストを作成してもらい、馬場香織先生にお願いして、地元食材で食のワークショップをしていただいた。できあがった料理は70種類!! そのとき、とびっきりの笑顔で料理に参加したのが小松崎さん。彼女は、今では、テキストを使い、レンコン料理の宣伝活動家としても、活動している。

「園そのものを子どもたちの遊べる遊具として設計する」

地産地消の給食革命」を連載中です。最新号・東京都立川市「ふじようちえん」●その4

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東京都立川市「ふじようちえん」


配信されました。
https://note.com/godo_shuppan/n/nde90c2036407 ●食と学びとが密接に結びつき子供の活動を考えて園そのものをゼロから創造した素晴らしい保育園です。「食を通した直感的な体験を重ねる幼児の学び「ふじようちえん」全4回」その1●出会いはアリス・ウォータースさんの食事会から(1月8日配信) https://note.com/godo_shuppan/n/nc3d358c816e3 その2●給食には園で栽培された四季折々の野菜が登場(1月15日配信) https://note.com/godo_shuppan/n/n33799e830c6b その3●誕生は1971年 地域の子どもたちのために始まった(1月22日配信) https://note.com/godo_shuppan/n/nf5e08fe685b7 その4●園そのものを子どもたちの遊べる遊具として設計する(1月29日配信) https://note.com/godo_shuppan/n/nde90c2036407 ●WEBでの連載がスタート。人と地域を元気にする地産地消の給食改革!【第1弾=岡山県笠岡市】医療法人緑十字会笠岡中央病院(配信中) https://note.com/godo_shuppan/n/n204e2b09fae7 【第2弾=新潟県新潟市「株式会社総合フードサービス」(配信中) https://note.com/godo_shuppan/n/nec2ab92053f5

「食材王国みやぎ推進パートナーシップ会議 ]

宮城県主催。1月26日

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「食材王国みやぎ推進パートナーシップ会議


 第12回大会」 で講演させていただきました。急遽オンライン。テーマは「基調講演:食の力が未来を創る 人と地域を元気にする実践事例報告」●午後1時40分から午後4時25分●場所: 仙台国際センター (所在地:宮城県仙台市青葉区青葉山)公式サイト:https://www.pref.miyagi.jp/site/shokuzaipartner/partnership12.html ●事例として紹介したのは食のテキスト化とブランド化事業。写真を豊富に使いました。岐阜県高山市「宿儺かぼちゃ」、茨城県常陸太田市常陸秋そば」、福井県「蕎麦」、茨城県小美玉市「レンコン」、高知県中土佐町「大野見エコロジーファーマーズ」と高知県立大学連携、愛媛県今治市JAおちいまばり「さいさいきて屋」、神奈川県横須賀市JAはやま「すかなごっそ」、北海道十勝平野「村上農場」、埼玉県さいたま市「さいたまヨーロッパ野菜研究会」、三重県伊賀市「伊賀の里手づくりモクモクファーム」です。いずれも商品特性を熟知し食べ方を提案して具体的な見える化をしているところで売り上げを伸ばしています。●後半で事例発表では、「よっちゃん農場」 高橋 博之氏(地産地消部門大賞)http://nanban.jp/。農産加工を軸に地元企業と連携しながら多角的な農業経 営を行なう。(私への質問は、ユニークなワークショップを教えて欲しい)「株式会社ヤマナカ」代表取締役 髙田 慎司 氏(ブランド化部門 大賞)https://www.yamanaka.co/宮城県産の貝類(ホヤ・帆立・牡蠣等)を中心に全国の中央 卸売市場向けに生鮮品の出荷をしており,現在では米国・中東・東南アジア(13か国) を中心に輸出(私への質問は海外客を誘致するにはどうすればいいか)。いずれも優れた取組。質問に対しては、実際に行ってきた徳之島、八王子牧場の料理会などのワークショップを始め、フランス「シャンブル・ドット」、イタリアの農村の観光の仕組みアグリツーリズモ、地域主体に広域連携して海外から具体的わかるようにした近畿や関西の農家との農家観光「gochi荘」、和歌山県田辺市田辺市熊野ツーリズムビューロー」などを写真で紹介しました。●講演はわかりやすかったということなので一安心。パネルディスカッション後の交流会では,受賞者がブースを出展し,それぞれの取組をポスター展示や商品サンプルの提供などにより来場者に紹介しました。と報告がありました。

「コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿」(光文社新書)

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「コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿」(光文社新書


が届きました。栗田路子、プラド夏樹、田口理穂、冨久岡ナヲ、片瀬ケイ、クローディアー真理、田中ティナ著 https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334045166  ●全員女性。彼女たちの視点で、暮らし、医療、環境、生活などを踏まえて描かれている優れた企画です。栗田路子(ベルギー)、プラド夏樹(フランス)、田口理穂(ドイツ)、冨久岡ナヲ(イギリス)、片瀬ケイ(アメリカ)、クローディアー真理(ニュージーランド)、田中ティナ(スウェーデン)と、7か国の現場から、コロナ対策でリーダーたちが、どんな政策を打ち出し行動をとり、国の動きはどうなっているのか、現場の様子を自らの生活を交えてのレポート。リーダー次第で、国の状況が左右される。リアルな報告がされていて興味深い内容です。こんな優れたライターさんたちが、各国にいらっしゃるんだと、感銘した本でもあります。●どうして私のところにと思って、光文社新書編集部に連絡すると、田中ティナさんからとのこと。ティナさん、私たちの親睦会ライターズネットワークのメンバーです。http://www.writers-net.com/ スウェーデンエステルスンド在住18年。日本にいらしていたときお目にかかっていました。忘れずに本を贈ってくださったのでした。彼女はフリースタイルスキーの国際大会のジャッジをしていらっしゃいます。ところが一方でライターとして活動されていて、環境、教育、文化活動などをテーマにかかれているとのこと。現地のスウェーデンの生活文化の優れた報告を読んでいて、日本とは異なる人の在り方もが浮かびました。全体を読むと、逆に日本が浮かび上がるという構成にもなっています。お勧めします。

 

古民家と地域の食、営みをコーディネート

住生活産業総合情報誌「ハウジングトリビューン」で連載中。金丸レポート【田舎再生の現場から】case. 24 https://htonline.sohjusha.co.jp/ 2021年2月12日号 vol.613 「

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古民家ゲストハウス やまぼうし


 オリジナルメニューを宿ごとに提供」●山村、農村、漁村。そこにある古民家と地域に根差す食や営みをうまくコーディネイトし、新たな体験宿泊として打ち出し密かに人気を集めている活動がある。株式会社 Table a Cloth(テーブル・ア・クロス)岡田奈穂子代表取締役が2019年に始めたローカル旅と宿泊のマッチング「Gochi荘」だ。https://gochisouoyado.com/ 奈良、京都、滋賀、和歌山など関西や近畿地方を中心に国内40軒の農家民泊が登録されている。これらと連携をして新たな農村観光として打ち出した。じわじわと着実に広がっている。これが素晴らしい。岡田さんが現場に行き、女性の視点から食べ物、体験を宿主を作り上げ、アメニティからマップ、地域のほかの体験と連携させて、都市には絶対真似のできない農村観光を作り出している。これこそ、地方発農村観光の理想形だろう。●バックナンバー https://htonline.sohjusha.co.jp/rensai/kanemaru-report/